ご挨拶

第19回日本口腔顎顔面外傷学会総会・学術大会

大会長  関口  隆
(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院歯科口腔外科 主任部長)

 日本口腔顎顔面外傷学会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。この度、第19回日本口腔顎顔面外傷学会総会・学術大会を主催させて頂くことになり、開催にあたり大会長としてご挨拶申し上げます。
 先ずは本大会を開催する機会を与えて頂きました、本学会会員の諸先生方ならびに関係の皆様に謹んで御礼申し上げます。本学会を札幌の地で開催出来ますことは、われわれスタッフにとって大変光栄に存じており、その重責に身の引き締まる思いでございます。
 学術大会は平成29年7月29日(土)に手稲渓仁会病院「渓仁会ビル」において開催いたします。学会会場は,札幌駅より小樽方面行のJR快速に乗車して約8分の手稲駅前に位置し、札幌⇔手稲の交通アクセスは良好でありますが、皆様には会場までの移動に大変ご迷惑をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます。
 今回の大会メインテーマは、『顎顔面骨折における形態・機能の回復』とし、招聘講演を久留米大学医学部 形成外科・顎顔面外科学講座 主任教授でおられます清川 兼輔先生に『顎顔面領域の骨・軟部組織損傷に対する機能と整容の回復』について、特別講演を札幌医科大学医学部 口腔外科学講座 教授でおられます平塚 博義先生に『札幌医科大学の顔面外傷治療の変遷』について、それぞれご講演を頂きます。またシンポジウムでは,1. 眼窩壁骨折,2. 頬骨骨折,3. 上顎・下顎骨骨折,4. 歯・歯槽骨の外傷について、4名のシンポジストを交えて顎顔面外傷の「形態・機能の回復」を目的とした治療の概念と戦略について、徹底討論をして頂きたいと考えております。さらに学術セミナー(ランチョン)では、筑井 徹先生(九州大学大学院歯学研究院 口腔顎顔面病態学講座・口腔画像情報科分野 准教授)に『顎顔面骨折の画像診断』についてご講演を頂きます。
 学術大会では、皆様のご協力を頂いて鋭意運営を進めさせて頂きますので、活発な討論がなされ、実り多い成果が得られますことを祈念申し上げると共に、多くの演題のご応募、ご参加をお願い申し上げます。
 尚、会員懇親会は学術大会前日の7月28日(金)夕方より、札幌駅周辺に位置します「京王プラザホテル札幌」にて行います。当日は道内で最も人気の高い「道新・UHB花火大会」の開催が予定されており、夜空に舞い上がる花火を眺めながら北海道の「旬」を味わい、会員皆様の懇親を深めて頂きたいと存じます。さら札幌夏の風物誌である「大通りビアガーデン」も開催中でもありますので、美味しいビールを飲みながら日頃の疲れを癒し、札幌の「夜」を満喫して頂ければ幸いに存じます。
 最後になりますが、皆様の変わらぬご健勝を祈念申し上げ、ご来札を心よりお待ちしております。